Mスポーツ・フォードから電撃移籍を果たし、今季はシトロエンからWRCに参戦するマッズ・オストベルグ。12月上旬にはDS3 WRCでの初テストも行ない、フィエスタWRCとのセッティングや両チーム運営の違いが大きいことに驚いているという。
「このような素晴らしい人々の仲間になれたなんて、本当に光栄。自分のポテンシャルを最大限に引き出すことのできる場所だと感じているよ」とオストベルグ。「マシンのフィーリングも文句なし。何もかも、今まで僕が見てきたことと違う。セッティングから、チーム運営、細かいところや知識もね。それにマシンもまったく違う。DS3はとてもバランスがいいし、安定感に優れている。エンジンワークスも違うね。これまでよりもトルクがある」
「もちろん、フィエスタとは違うドライビングでDS3をドライブした。アプローチは違うし、スタイルも異なるが、とても自然に感じられる」
一方、シトロエンへの移籍について、母国ノルウェーでの反響も大きかったという。
「たぶん、みんな同じチームに残るだろうと思っていたんだろうね。だからみんなちょっと驚いたと思うよ。でも、自分としては、これが自分の望んでいたことだと理解するのに、時間はかからなかった。それにシーズンのかなり早い段階から、もしチャンスがあればそうしたいと自分で言っていたし、幸運にもそのチャンスが巡ってきたんだ」