三菱、新型アウトランダーPHEVでバハ・ポルタレグレ500にワークス参戦 – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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三菱、新型アウトランダーPHEVでバハ・ポルタレグレ500にワークス参戦

 

三菱自動車は6月18日、新型アウトランダーPHEVを発表し、同時に、10月22〜24日にポルトガルで開催されるクロスカントリーラリー「バハ・ポルタレグレ500」に、世界唯一のツインモーター4WDプラグインハイブリッドのアウトランダーPHEVで参戦することを発表した。

ドライバーは、2002〜2003年のダカールラリーで2連覇を飾った増岡弘が監督兼任で参戦。チームマネージャー兼テクニカルディレクターには、開発本部EV要素研究部エキスパートの田中泰男、同部の4名がエンジニアを務める。

バハ・ポルタレグレ500は、約500kmのフラットダートを走行するクロスカントリーラリー。FIAが主催するクロスカントリーラリー・ワールドカップの第9戦として組み込まれており、参加台数は2輪、4輪、バギーなどを合わせて合計300台以上が参戦している。

マシンは量産車のバッテリーセルなどを流用し、構成を変更することで大容量化と高出力化を実施。モーター制御を変更して高出力化を実現しているという。車体はロールケージなどの装備に加え、悪路走破性向上を目指して地上高やサスペンションストロークの拡大、ラリー専用大径タイヤの装着などにより限界性能を引き上げている。

増岡は「昨年までパイクスピークをやっていましたが、ラリーに関しては2009年のレーシングランサー以来です。昨年のパイクスピークで、リチウムイオン+モーターでは一定の成果を収めましたので、今年からは先行開発のテストをやりながら、市販車ベースの競技ということでPHEVの走りの良さと耐久性の高さをアピールしたいですね。バハ・ポルタレグレ500は、砂丘越えとかがれ場などはほとんどなく、フラットダートで走りやすいコースです。パワートレーンは基本はほぼモーターで、スピードが上がってきた段階でエンジンが介入するという感じです。500kmとなると、相当モーターやバッテリーの温度も上がると思いますので、まずは確実に完走し、少しずつステップアップしていければと思います」とコメントしている。



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