2013年のWRCを席巻したVWモータースポーツ。セバスチャン・オジエが10年ぶりにWRC新王者にも輝いたが、チームメイトのヤリマティ・ラトバラは、2014年もチームオーダーはなく、チャンピオンのオジエとも同等の立場が続くことをチームから告げられたと語る。
「僕らは同等の立場にある」とラトバラ。「来季も、ドライバーにナンバー1とかナンバー2をつけることはないとチームから告げられている。お互いに競い合うことを認められているんだ」
またオジエと争うためには、モンテカルロではトップ5には入って新シーズンを堅実に滑り出さなくてはならないとも語った。
「モンテではいい結果を出したことがないので、来年はこのイベントをうまく乗り切ることが鍵になる。トップ5のどこでもいいから、食い込まなくてはね。それができないと、スウェーデンでもっとプレッシャーを感じることになる。今のオジエはとにかく強いから、ポイントを取り損ねると追いつくのは難しい」
昨年は9勝をマークしたオジエに対しても、隙がないわけではないとラトバラは考える。「どのシーズンも展開は異なる。同じ年は一度としてないんだ。ローブは何年も勝ってきたけど、2009年や2011年はタイトル獲りに苦労している」