WRC.comは、チーム関係者を紹介する動画シリーズ「Who is who」で、TOYOTA GAZOO Racing WRTのチームコーディネーター、クリン・ファストを取り上げた。ファストは、ロジスティックのエキスパートだ。ラリーメキシコではメキシコシティでのスーパーSS後、主催者が手配したマシンの搬送が渋滞によって遅れるというハプニングが発生したが、そんな時、ファストはコーディネーターとしてどんな対応をしたのだろうか。
「私は、チームのマシンや機材、スペアパーツなどを確実に運ぶための手配を行なっている」とファスト。
「ラリーメキシコは遠征イベントなので、6つのコンテナを改造して使った。自分にとってのプレッシャーは、常にさらに上を期待されること。そのためには、まずしっかり準備をすること、そして何が起きているのかをしっかり把握すること、それを知るための連絡先を入手しておくこと、そして、レギュレーションを理解していることだ。レギュレーションを理解していないと、すぐパニックになってしまう」
「（メキシコでマシンの到着が遅れた時は）自分ではどうしようもないことだから、とにかく待つしかない。そして、その時の状況に対応をするしかないんだ。」
「（チームにとって初めての遠征戦は）ロジスティックの面ではうまく行ったと思う。すべてうまく回ったからね。次のチャレンジは、コンテナをフィンランドに戻して、またアルゼンチンに送り出すことだ」
