フォルクスワーゲンは、2017年のカスタマープログラムを発表。サーキットレース、F3、ラリークロスに加えて、すでに表明していたカスタマー向けラリーカーの開発を今年の9月から開始することを確定させた。ベースモデルは、次世代型のポロとなる。
フォルクスワーゲン・モータースポーツのディレクター、スベン・スミーツは「従業員たちが、この新しいチャレンジに取り組むことに極めて意欲的であることを感じる」とコメント。
「我々はポロR5のような新しいプロジェクトに集中している。我々のTo-Doリストはいっぱいだよ」
新しいR5規定マシンの開発作業は、カスタマーチーム向けのもの。コースでの最初のテストは、年内中にも始まる見込みだ。
この開発から、フォルクスワーゲン・モータースポーツはグループ傘下のシュコダとの協力関係を継続することが見て取れる。すでにシュコダ・ファビアR5で投入済みの280馬力を発生する1・6リットルターボエンジンを共同で開発していることも、後押しとなっている。また、2016年型ポロR WRCをカスタマーチームで走らせるプランも、調整が続いている模様だ。
(Martin Holmes)