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WRCグレートブリテン:2日目もオジエが快走

 

WRC第13戦(最終戦)ラリーGBは金曜日の競技2日目を終了。首位はフォルクスワーゲンのセバスチャン・オジエが首位を快走している。

本格的なステージがスタートする2日目は、サービスパークのあるディーサイドから南下し、有名なSSである「スイートラム」を含む計137.06km。この日もオジエは安定したパフォーマンスを発揮し、後続を引き離してラリーを折り返した。

オープニングとなったSS4ではアンダーステアに苦しみながらもオジエが一番時計。総合2番手を走行していたフォードのティエリー・ヌービルはヘアピンでエンジンストールしかけたため、9.7秒差の2番手タイムと、オジエを追い切ることができない。

このステージでは、シトロエンDS3 WRCで初出場していたロバート・クビカが27km地点で横転。クルーふたりにケガはないものの、マシンは完全に裏返しとなり戦線離脱を余儀なくされている。クビカは今回から新しいコ・ドライバーのミシェル・フェラーラを迎えているが、自らのミスだと語っている。
「ブレーキングでグリップを見誤ったんだ。予想以上に泥がのっていて、フロントブレーキがロックしてしまった。ハンドブレーキでなんとかリカバリーしようと思ったけれど難しかったね。それほどひどいクラッシュではなかったと思うから、復帰できたらうれしい」

SS5はソルド、SS6はフォルクスワーゲンのヤリ‐マティ・ラトバラがトップタイムを獲得するが、オジエはいずれも2番手タイムを獲得してリードを拡大。一方の2番手争いは、ラトバラがリズムに乗れないヌービルを21.9秒引き離して単独2位に。

このSSでは、総合4番手にいたシトロエンのミッコ・ヒルボネンがクラッシュでリタイア。クルーにケガはないが、原因はペースノートのミスリーディングによるもの。このミスで3台エントリーしていたシトロエン勢は、チームのミスで5分ペナルティを食ったソルドひとりとなってしまった。

リモートサービスを挟んでの午後のステージでは上位陣に大きな変動はなし。オジエが3連続ベストで2番手ラトバラに20.1秒の差をつけている。ソルドは総合9番手にまで浮上してきた。WRC2はフォードのエルフィン・エバンスがクラス首位に立っている。

ラリー3日目は7SS、98.42kmという構成。日本時間では16日の17時29分からSS10がスタート予定となっている。

【SS9後暫定総合順位】
1:S.オジエ(フォルクスワーゲン) 1:34:48.0
2:J.ラトバラ(フォルクスワーゲン) +20.1
3:T.ヌービル(フォード) +1:02.6
4:M.オストベルグ(フォード) +1:30.8
5:E.ノビコフ(フォード) +1:34.5
6:A.ミケルセン(フォルクスワーゲン) +1:35.6



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