チームMRFから、2017年のAPRC6戦全戦への参戦が決まったオーレ・クリスチャン・ベイビー。馴染みのない地域での参戦に向けて、期待を高めている胸の内を明かした。
「とにかく素晴らしい。WRCチームと契約するというゴールに向けて、大きなステップアップになる。むちゃくちゃクールな一年になるよ」と若々しいコメントを寄せたベイビーは、ノルウェー出身の20歳。コ・ドライバーのスティグ・ルネ・シェーモンとコンビを組む。
「これはとてつもないチャンスだ。シュコダ・モータースポーツで活動していると、その後のWRCでの契約につながる素晴らしい機会をもたらしてくれる。いろいろなドライバーがそうなっているのを何度も見てきた。だから、このチャンスを活かす事はとても重要だ」とベイビー。
「自分のキャリアでシュコダからの活動が長くなっていることは分かっている。WRCスウェーデンでWRC2部門3位に入ったことで、彼らがAPRC参戦のチャンス与えてくれることが確定した。スウェーデンでのパフォーマンスは、たぶん契約に向けて大きな要素だったのだろう。だから、僕らにとってとても重要なリザルトになったんだね」イーブン・マネジメントからはこれまで、ポンタス・ティデマンド、エサペッカ・ラッピがシュコダ・モータースポーツからAPRCに参戦しているが、ヨーロッパの反対側が舞台となるAPRCのグラベルラリーは独特だと語っていたという。ティデマンドは2015年にAPRCタイトルを獲得。ラッピはAPRCで何度も勝利をマークし、現在はトヨタからのWRC参戦が待たれる状況だ。
「APRCの話はポンタスから聞く事が多いが、これまで参戦したどのラリーとも比べられないと言っていた。写真や動画を見た事があるが、確かにエキゾチックだね」
「ノルウェーとは時差が大きいので、調整が大変だろうね。ラリーが始まる前までに慣れるように、適切なタイミングで現地入りしようと思う。いつもは、うまく対応している。でも、ノルウェーとニュージーランドのような大きな時差は経験したことがないから、これも大きなチャレンジになるかもしれないね」