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WRCイタリア:パッドン無念! 総合2番手に後退

 

WRC第6戦イタリアは競技3日目を終えて、フォルクスワーゲンのセバスチャン・オジエが総合首位に。SS2からトップを維持してきたヒュンダイのヘイデン・パッドンはマシントラブルで総合2番手にドロップした。3番手にはシトロエンのマッズ・オストベルグがつけている。

13日(土)はSS11〜SS19の計9SSという設定。SS14/19は大会最長の42.22kmというロングステージになっている。ステージの合計距離はこの日だけで200kmを超える山場の1日。ファンの興味はパッドンが逃げ切れるかどうかに集まった。

パッドンはこの日も後方からのスタート順を活かしてオジエと遜色ないタイムを記録。午前中のSS15までを終えた段階で、2番手オジエとの差を0.5秒広げ9.3秒としていた。しかしSS17、逃げるパッドンはスピンの際にエンジンをストールさせタイムロス、SSベストタイムを出していたオジエが一気に総合首位に躍り出ることとなった。さらに続くSS18でパッドンはi20 WRCのギヤボックスマウントを破損、この日最終SSとなった42.22kmのSS19前に自ら応急処置を施し、SS12番手と慎重な走行で、なんとか競技3日目を走り切ることに成功した。

この結果、首位オジエと2番手パッドンの差は一気に2分13秒6にまで拡大することに。パッドンと3番手のオストベルグとの差は1分12秒となっている。

競技最終日となる14日(日)はSS20〜SS23の計4SS。2本のステージを2度走行する構成となっている。いずれも11km強のステージで、合計距離は45.8kmとなる。パッドンはこのまま2位でフィニッシュすれば、WRCでの自己最高位を記録することになる。SS20は日本時間の14日(日)15時16分スタート予定。

【WRCイタリアSS19後暫定総合順位】
1.セバスチャン・オジエ(フォルクスワーゲン) 3:54:43.9
2.ヘイデン・パッドン(ヒュンダイ) +2:13.6
3.マッズ・オストベルグ(シトロエン) +3:25.6
4.ティエリー・ヌービル(ヒュンダイ) +3:57.0
5.エルフィン・エバンス(フォード) +5:15.5
6.ヤリ‐マティ・ラトバラ(フォルクスワーゲン) +8:08.6
7.ユーリ・プロタソフ(フォード/RRC) +13:32.4
8.パオロ・アンドレウッチ(プジョー/R5) +13:39.4
9.ヤン・コペッキー(シュコダ/R5) +15:30.8
10.ヤジード・アル‐ラジ(フォード/RRC) +16:28.8



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