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4月30日（日）、全日本ラリー選手権第3戦久万高原ラリー Supported by Sammyのデイ2の競技が行われ、午前中に設定された2SSを終えて総合首位の奴田原文雄／佐藤忠宜組（三菱ランサーエボリューションX）が、後続に1分48秒9の大量リードを築いている。
クラス2番手からスタートした竹内源樹／加勢直毅（スバルWRX STI）は、SS5のフィニッシュから7km地点で竹内が左フロントタイヤをパンク。そのまま走り切ったものの大幅にタイムをロスし、クラス5番手にドロップ。この結果、徳尾慶太郎／枝光展義（三菱ランサーエボリューションX）が2番手に浮上した。デイ1でトラブルが重なりクラス5番手に沈んでいた新井敏弘／田中直哉組（スバルWRX STI）は、SS5でベストタイムを奪取し一気に3番手へとジャンプアップしている。
各クラス上位選手のコメントは次のとおり。
JN6クラス 首位
奴田原文雄
「無事に１ループ目を戻って来ることができて良かったです。久々にロングステージを走ると、ドライバーもクルマも大変です（笑）。タイヤも問題ないです。午後は（優勝に向けて）大切に走ります」
JN6クラス 2番手
徳尾 慶太郎
「ロングステージはタイヤもブレーキもキツかったです。ドライバーも残り10kmくらいでタレて（疲れて）しまいました（笑）。新井さんが迫ってきていますが、なんとか頑張ります」
JN6クラス 3番手
新井敏弘
「クルマの調子は直りました。最初から問題がなければ良かったのですが……。とりあえず、午後は2位まで上がれるように頑張ります」
JN6クラス 5番手
竹内源樹
「ロングステージの残り7kｍ地点で左フロントタイヤをパンクしてしまって……。そのまま走り切ったんですが、かなりタイムロスしてしまいました。午後は気持ちを切り替えて、コンスタントな走行を心がけます」
JN5クラス 首位
小濱勇希
「長いステージもクルマにトラブルなく、安定して走れました。悪くないタイムだったのではと思います。20kmを超えるロングステージでしたが、クルマも仕上がっていますし、タイヤも機能してくれたので、気持ちよく走ることができました」
JN4クラス 首位
曽根崇仁
「ロングステージはすごく気持ちよく走れました。タイヤも最後まで持ちましたし、ブレーキも不安なかったです。ベストタイムを獲れたのではないかと思います。でもギャラリーステージでは、お客さんに申し訳ないんですが、ベタベタに抑えて行きました（笑）。フィニッシュが最優先なので、魅せる走りができなくて……」
JN3クラス 首位
天野智之
「このセクションもベストタイムを獲れたはずです。ロングステージは途中で疲れてしまいましたね。体力的にきつくなって、距離を確認したらまだ10kmも残っていました（笑）。そこからもう一度頑張ったのですが、その割に大倉選手とのタイム差が少なかったようです。やはり下り中心のステージでは大倉選手のマシンが合っているんでしょうね」
JN2クラス 首位
明治慎太郎
「ロングステージはペース配分が難しかったんですが、フィニッシュできて良かったです。午後も確実に帰って来られるように、気をつけて走ります」
JN1クラス 首位
古川 寛
「SS6でアウトにこぼれてしまいました。これで2～3秒ロスしました。ロングステージは10秒くらい勝てたんですが、タイヤがもうボロボロなので、午後もしっかり気をつけて走ります」
残るSSは2本。午前中に走行した2本のステージを再走する設定となっている。
SS6終了時点における各クラス成績
【JN-6】
1.奴田原文雄 1:05:29.2
2.徳尾慶太郎 +1:48.9
3.新井敏弘 +1:57.3
4.村瀬太 +2:14.6
5.竹内源樹 +2:50.0
【JN-5】
1.小濱勇希 1:07:59.5
2.川名賢 +2:31.6
【JN-4】
1.曽根崇仁 1:08:47.9
2.山口清司 +1:16.4
3.香川秀樹 +2:11.3
4.山本悠太 +7:43.4
5.相原泰祐 +8:19.6
【JN-3】
1.天野智之 1:10:04.8
2.大倉聡 +49.0
3.内藤学武 +4:47.2
4.中西昌人 +6:59.5
5.鷲尾俊一 +7:59.7
【JN-2】
1.明治慎太郎 1:10:40.8
2.鈴木尚 +1:39.3
【JN-1】
1.古川寛 1:11:45.3
2.須藤浩志 +16.9
3.小川剛 +53.4
4.松原久 +1:53.6
5.三苫和義 +1:57.0
6.伊藤隆晃 +2:50.3
