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WRCアルゼンチン:シトロエンのブリーンはラリーフィニッシュ前にリタイア

©CITROEN / @World

WRCアルゼンチンにシトロエンC3 WRCで参戦したクレイグ・ブリーンは、最終日の最終SSを走り終わった後、最後のタイムコントロールに入る直前にラリーリタイアを決めた。

今回がアルゼンチン初参戦のブリーンだったが、デイ1のSS4でマシンの下部を強く打ち付けた衝撃でギアボックスにダメージを受け、ステージはフィニッシュしたが、その後のロードセクションでデイリタイアを決めた。翌日は再スタートを予定していたが、パルクフェルメを出た直後のサービスでオイル漏れが発覚したため、エンジンへのダメージを懸念して走行を回避した。

初日にダメージを受けたパワートレーンを降ろして交換を行った上で再スタートしたデイ3では、SS16で4番手タイム、SS17では3番手タイムをマーク。最終パワーステージではボーナスポイントまであと一方の6番手タイムだった。この時点で総合15位につけていたが、そのままフィニッシュせずリタイアすることで、パーツの使用制限数にアルゼンチン分がカウントされないアドバンテージを優先した格好だ。

CITROEN / @World

チーム代表のイブ・マトンは「今シーズンは開幕以来、大きな痛手を負う勉強が続いているが、必死に取り組むことを続けていくし、あきらめはしない」とコメント。
「我々のアプローチは、これからもアグレッシブな方向だ。選手権単位での結果ではなく、ラリー単独での勝利を狙っていく。そのためには、相応のリスクも惜しまない」



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