ERC第12戦、ラリーサンレモ(ターマック)は10月11日、レグ1の走行を終え、イタリアの強豪、パオロ・アンドレウッチ(プジョー207 S2000)が首位に立った。
序盤、同じくプジョー207 S2000を駆るブライアン・ブフィエがリードを握ったが、SS3でリヤサスペンションにダメージを負い後退。この日は日没後に、当初55kmで設定されたステージを500mのリエゾンで分割したRondeが設定されたが、ブフィエは前半のSSでベストタイムをマークするなど猛追。しかし、この日の最終SSとなった後半SSではアンドレウッチがベストを取り返し、この日を首位で折り返した。
この日を2位で折り返したのは、ジャンドメニコ・バッソ(プジョー207 S2000)と、プジョー勢が1-2体制。3位にはウンベルト・スキャンドーラ(シュコダ・ファビアS2000)。ブフィエはアンドレウッチに1分2秒4遅れの4位にまで挽回してきた。2週間前は、ラリー北海道で驚異の速さを披露したエサペッカ・ラッピ(シュコダ・ファビアS2000)は、夜間での舗装ステージも楽しむレンジの広さを見せ6位と健闘している。
また、今戦でプロダクションカップ2位に入ればタイトルが確定するアンドレアス・アイグナー(スバル・インプレッサWRX STI R4)は、戴冠射程圏内のカップ2位。新井敏弘はブレーキトラブルに見舞われペースアップに苦戦しているものの、カップ3位につけている。
レグ2は6SS、125.02kmが設定されている。