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オジエ、史上17人目のWRCチャンピオンに決定

 

 WRCフランスのデイ1が10月3日(木)に開催され、ラリー終了を待たずに、フォルクスワーゲンのセバスチャン・オジエがWRCドライバーズチャンピオンに輝いた。2004年以降9連覇していたセバスチャン・ローブに続き、史上17人目のWRCチャンピオンとなった。

 3日(木)のデイ1のSSはわずか1本。しかし、このSSは上位3位までにボーナスポイントが与えられる「パワーステージ」に設定されている。

 ドライバーズポイントはオジエが212ポイントでトップ、2位のティエリー・ヌービル(フォード)は129ポイント。オジエに追いつけるのはヌービルしかおらず、そのヌービルもフランスを含む残り3戦すべてでフルポイント(優勝+パワーステージ3ポイント=28ポイント)を獲得し続けなければ、オジエのタイトルを阻むことはできないという状況だった。そして、オジエは残る3戦で1ポイントでも獲得できれば、ヌービルの可能性を阻止することができる。

 そして注目のSS1。暫定トップはダニ・ソルド(シトロエン)で3分20秒8。ヌービルはこのタイムを上まわらなければ、その場でオジエのタイトルが決まるというなか、ヌービルの出したタイムは3分21秒5でソルドに0.7秒届かず。この瞬間に、ヌービルの3ポイント獲得の可能性が消え、オジエはSS1をスタートする直前に、自身初のWRCドライバーズチャンピオン獲得を成し遂げた。

「こんなかたちでタイトルを決められるなんて信じられない」とオジエ。「たくさんの仕事、開発、そしてみんなからの励ましとともにハードな1年だった。フォルクスワーゲンのWRC初年度だし、まだシーズンは終わってはいない。でもすでに僕たちはチャンピオンだ!」

 次なる目標は「フォルクスワーゲンのマニュファクチャラータイトルだ」とオジエはいう。「私たちの次のゴールはチームのためにいいポイントを持ち帰ることだ。私たちはもうひとつのタイトルーーマニュファクチャラーズの冠を祝いたい」と付け加えた。



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