現在行なわれているWRC第11戦ラリーフランスで、セバスチャン・オジエが自身初となるドライバーズタイトルを獲得した。
ラリーのオープニングとなったSS1ストラスブールはパワーステージの設定。ドライバーズランキング2位につけるティエリー・ヌービル(フォード)は優勝25点+パワーステージ1位(3点)のフルポイント28点を獲得する以外にセバスチャン・オジエ(フォルクスワーゲン)のタイトルを阻止する術はない。
迎えたSS1で、ヌービルのタイムはダニ・ソルド(シトロエン)に0.7秒およばず2位。その後にスタートしたオジエは3番手タイムを獲得し、完走で1点を得る権利を獲得。この瞬間、オジエの初タイトルが決定した。
オジエの40秒後にスタートしたセバスチャン・ローブ(シトロエン)はゴールした後、TCで大喜びしているオジエに近寄り、握手を求め、肩をたたいて祝福。
ローブは「今シーズンのオジエはチャンピオンに相応しい走りをしていたし、彼がチャンピオンになって当然だ。このSSがスタートする前から彼がチャンピオンを獲ることは決まっていたようなものだ」と新チャンピオン誕生を祝うコメントを述べた。