3台目のトヨタ・ヤリスWRCのドライバーとして、TOYOTA GAZOO Racing WRTからWRC第6戦ポルトガルに参戦するエサペッカ・ラッピ。フィンランド期待の若手ドライバーだ。ワールドラリーカーでの初ラリーを前にして、ラッピは次のように心境を語った。
「エキサイティングだよ。この瞬間を待っていたんだ。ここ6ヶ月間はチームに帯同し、一緒に世界を回っていた。すべてのラリーでレッキに参加して経験を積んできた。でも、それは同時に、自分が競争に参加できないという点で少しフラストレーションでもあったんだ。だからいま、勝負に挑むドライバーになることができて、ほんとうに素晴らしいよ」
彼は今回のラリーでの目標をどこに置いているのだろうか。
「とにかく、何の問題もなくフィニッシュすること。そうすれば、最も長い距離を走り、経験を得ることができる。まだ7日間しかヤリスの中で過ごしていないから、問題なくフィニッシュできれば、3日間以上の経験を増やせる。それこそが大事なことなんだ」
本日午前中のシェイクダウンでは、4回目の走行で3分09秒2の11番手タイムを記録したラッピ。トップタイムのダニ・ソルド(ヒュンダイi20クーペWRC)からは2.3秒遅れているが、ステファン・ルフェーブルやクレイグ・ブリーンといったシトロエンC3 WRC勢を上まわっている。
注目のSS1は日本時間の5月19日(金)午前3:03にスタートする。