ドイツのホルツァー・グループは、WRCポルトガル戦のサービス会場で、R5コンセプトのオペル・コルサを発表した。
このR5相当仕様のコルサは、グループ独自のプロジェクトで、オペル社は公式なホモロゲーション取得には動いていないとのこと。この背景を明確に示して混乱を防ぐため、マシンの名称は「ホルツァーR5コルサ」とし、ホルツァー・グループのCEO、ガンター・ホルツァーも「これは100%プライベートのプロジェクト」と明言した。
同社は「FIAホモロゲーションの取得手続きは、マニュファクチャラー自身のみが行うことができる」という点については理解しているとしているが、今回、ラリーポルトガルのサービスパークで展示されたマシンは、まるでオペルのワークスカーさながらのカラーリングが施されていた。ホルツァーは、現在ERCでは、ワークスチームであるオペル・ジュニアチームでクリス・イングラムやタマラ・モリナーロなどのアダムR2を走らせている組織。オペル社自体は、R5マシンのホモロゲーション取得と製作は、認めてはいない。
(Martin Holmes)
なおホルツァー・グループは、ホルツァーR5コルサのローンチ動画を公開している。