全日本ラリー選手権第4戦「若狭ラリー2017 Supported by Sammy」は、5月21日(日)に6カ所のステージを走行し、福永修/齊田美早子(三菱ランサーエボリューションX)が勝利を飾った。0.4秒差の2位には勝田範彦/石田裕一(スバルWRX STI)、36.4秒差の3位には奴田原文雄/佐藤忠宜(三菱ランサーエボリューションX)が入っている。
この日、勝田から5.3秒差の2番手でスタートした福永は、この日のオープニングとなるSS9でベストタイムをたたき出すと、SS10では勝田がベストタイムを取り返す一進一退の攻防に。しかし、続くSS11で勝田がガス欠症状のため大幅なタイムロスを喫し、ふたりのタイム差は一気に1.0秒へと接近する。昼のサービスを挟んで迎えたSS12は、8.63kmの「Furusato Reverse」。ここで福永は勝田を1.2秒上まわるベストタイムをマークし、このラリーで初めて首位に立つと、SS13でも勝田を0.6秒差に抑える連続ベストタイムでリードを広げる。最終SSとなる1.03kmのショートSS「SSS PlayPark」を前にしてふたりの差は0.8秒。このステージを勝田から0.4秒差の4番手タイムで落ち着いて走り切った福永が、悲願の全日本ラリー最上位クラス初優勝を達成した。