5月26日に開幕するAPRC第2戦ナショナルキャピタルラリー(グラベル、オーストラリア・キャンベラ)に三菱ランサーエボリューションXでエントリーしていたマイケル・ヤングが、5月23日に行ったテスト中に高速でクラッシュ。メカニカルトラブルにより、ヤングとコ・ドライバーのマルコム・リードはスタートを取りやめることになった。
「テストで3本目を走り出し、最初の直角右コーナーに4速で進入する際に、ブレーキが効かなかった」とヤングは説明する。
「何とか速度を下げようとして、マシンをドリフトさせながらコーナーに入ったが、2回転倒してしまった。あいにくエボXが負ったダメージはスタートまでに修復できる規模ではなかった」
昨年のAPRCプロダクションタイトルとジュニアタイトルを獲得しているヤングだが、今季はニュージーランドでの開幕を見送っており、今回のキャンベラ戦で自身の緒戦を迎える予定だった。
「スポーツでは起こり得ることだし、ラリーの最後のコーナーで起きることだってあり得る。こんな週末は望んではいなかったが、次戦で今季を始めることを楽しみにしている」