ラリーオーストラリア、フィニッシュ後の各ドライバーからのコメント
[フォルクスワーゲン・モータースポーツ]
セバスチャン・オジエ/総合首位
「まったく信じられないような結末だ! もちろん、このオーストラリアで勝ててうれしいけれど、ずっと世界タイトルが目前に見えていたのに、最後の最後でそれを失ってしまうなんて、残念だ。それ以外ではオーストラリアのラリーは素晴らしい内容になったよ。22SS中、19SSで勝って、パワーステージでも3ポイント獲れた。ポロR WRCの動きは、ずっと完璧だった。チームも素晴らしい仕事をしてくれたが、タイトルを獲るという夢を今日叶えるには、ちょっと運が足りなかった。今日はいつも通りに盛大に祝うよ。そして明日になったら、母国でのラリーとフランスのファンに会うのを楽しみにする。そこで勝ってタイトルを決めて、マニュファクチャラーズ選手権でもタイトルに一歩近づきたい」
ヤリマティ・ラトバラ/総合4位
「スタートから、マニュファクチャラーズポイントをできるだけ多く獲得することを目指し、それを達成できた。でも、思うように順調にはいかなかった。終盤はスピンして、パンクもあった。今回のラリーは、砂漠で苦戦して、ようやくダカールにたどり着いたような感じだった。でも、最終的には結果につながり、フォルクスワーゲンにとってもよかった。それに、ここの高速グラベルで、ポロのセッティングが完璧だったことも朗報だ。他のラリーでも役に立つよ」
[シトロエン・トタル・アブダビWRT ]
ミッコ・ヒルボネン/総合3位
「とにかく信じられないよ。パワーステージのポイントはマニュファクチャラーズ選手権にはカウントされないから、何のリスクも負っていなかった。道の真ん中を走っていたし、プッシュもしていなかった。どうしてパンクしたのか、まったく分からない。長いストレートセクションでタイヤがダメになったんだ。今季は、この悪運を取り払うことができない気がしてきたよ」
[カタールWRT]
ティエリー・ヌービル/総合2位
「セバスチャン(オジエ)のことは残念だったけど、僕は僕の仕事をしていただけ。もしここで2位を獲れたらと思っていたけど、そうなった！今回の自分のパフォーマンスにはとても満足している。今回も賢明になれたし、感触がいい時にはプッシュして、最初のループではノートをチェック。いい戦略だったよ。自分のベストのパフォーマンスだったとは思わない。初日はもっと行けたと思う。改善できるようにがんばったが、最初のループでもっと自信を持てるようにならなくちゃいけない。フランスでは、もちろんプッシュして、ふたりのセバスチャン(オジエとローブ)と戦うよ。難しいことは分かっているけど、それが僕の目標だ」
[カタールMスポーツWRT]
マッズ・オストベルグ/総合5位
「興味深い週末だった。初日は、ペースノートがうまくいかず、タイムを見ても分かる通り自信を持てなかったので、とても難しかった。でも、学ぶことも多く、ペースノートやセッティングの修正で、土曜日は格段に前進した。それから速さが出て、走行順を考慮してもトップ陣に迫っていた。最終日はセッティングもう少し変更してみたが、あまり当たっていなかったと思う。SS20ではパンクしたけど、最終的に初めてのオーストラリアで5位に入れたので、とてもうれしいよ」
エフゲニー・ノビコフ/総合7位
「ラリーはOK。ポイントも獲得できたし、もっと重要なのは、ミスひとつなく全てのステージを走り切ったことだ。走行順が前だったのでとても難しかった。ステージはとてもスリッパリーで、トップに挑むのは難しかった。でも、ラリーを通してペースを向上できたと思う。午後はいいタイムも出したし、パワーステージでポイントも獲得した。ここからは次のラリーに集中して、もっと前進したい」
[フォルクスワーゲン・モータースポーツ2]
アンドレアス・ミケルセン/総合6位
「自分にとっては浮き沈みの激しいラリーだった。木曜日は初めて世界戦でリードするというチャンスが回ってきた。金曜日の滑り出しはよかったが、小さなミスの代償は大きかった。WRカーでここを走るのは初めてなので、土曜日はそのことを念頭に置かなくてはならなかった。そして日曜日は、ラインの上で全力を尽くして、マニュファクチャラーズ選手権ではチームに貢献できた。クルーズモードで、アタックをせずにね。違った形で走っていたら、きっともっと楽しめたかもしれない。でも、最終的に6位でフィニッシュできてとてもうれしい。初めてのラリーオーストラリアとしては、いい内容だったし、急なオファーでミッコ・マルックラの変わりと務めてくれたコ・ドライバーのポール・ネイグルともいいコンビで行けた」
