ERCは6月2‐4日、ギリシャで行われるアクロポリスラリー(グラベル)で今季第3戦を迎える。
初開催は1952年。WRCでは長くカーブレイクラリーとも言われるラフグラベル戦として知られてきたが、2014年からはWRCを外れERCとしての開催に。この年は、プジョー208T16で参戦したクレイグ・ブリーンが勝利を飾っている。
この伝統のグラベル戦に、今年はR5マシンが13台エントリー。ERCで現在首位につけているブルーノ・マガリエス(シュコダ・ファビアR5)を筆頭に、昨年チャンピオンのカエタン・カエタノビッチ(フォード・フィエスタR5)、さらに今回はナッサー・アルアティヤ(フェイスタR5)も名を連ねている。アレクセイ・ルキヤノクは先日のテスト中のクラッシュで負傷し、残念ながら参戦を見送っている。なお、このアクロポリス戦には、ERCジュニアタイトルは懸かっていない。
イベントは6月2日に予選とシェイクダウンを行った後、夕方からラミアでセレモニアルスタートが行われる。3日のレグ1、4日のレグ2は、それぞれ3SSを2ループする計12SS・229.74kmのステージが設定されている。