ERCポーランドは9月14日、レグ1の7SSを終えて、ブライアン・ブフィエ(プジョー207 S200)が首位に立った。
「天候が不安定でとてもトリッキーで難しい一日だった」とブフィエ。「今日最後のステージの後半はドライブシャフトが壊れたので、ここまでたどり着いたのは、かなりの幸運だね。グリップはもちろんよくないけど、2位との差もあまり多くないからプッシュしていかないとね」
後ろには、16.8秒差でカエタン・カエタノヴィッチ(フォード・フィエスタR5)、さらに49.1秒差でマイケル・スロウロウ(フォード・フィエスタRRC)とポーランドの強豪たちが負っている。選手権リーダーのヤン・コペッキーは、3位と5.1秒差の4位で、ポディウム圏内も目前。
一方、母国戦への登場で注目のロバート・クビカ(シトロエンDS3 RRC)は、総合2位でスタートしたこの日最後のステージで、5速の高速右コーナーのイン側に隠れていた石に右フロントタイヤをヒット。サービスまで戻る事ができず、レグリタイアとなった。「車載パーツがあったら直そうかと思ったのだけど、なかったのが残念だよ。最初はパンクかと思ったんだけど、ホイールまでダメージが及んだ。正直、まったくリスクを負わず自分のペースでラリーをしていたのだけど、これもラリーのうちだ。明日再スタートできるかは分からない」
今季3度目のERC参戦に挑んだ新井敏弘(スバル・インプレッサWRX STI R4)は、パワーが上がらないトラブルで苦戦、総合18位、プロダクションカップ4位にとどまっている。
レグ2は、3SSを2回ループする113.48kmのステージが設定されている。