ERC第8戦ラリーズリンはデイ2、4本のステージを2回ループする8SSが走行された。
この日最終のSS9を終えて、選手権リーダーのヤン・コペッキー(シュコダ・ファビアS2000)が首位。2位のバクラブ・ペック(MINIジョン・クーパー・ワークスS2000)と共にポジションを堅守している。3位のロマン・クレスタから5位のセップ・ウィガンまでシュコダ勢が強さを見せつけているが、エサペッカ・ラッピはSS6でコースオフ。ダメージがロールケージにまで及んでいるため、最終日も再スタートできなくなった。
また金曜日の公道SSから苦戦を強いられていた新井敏弘(スバル・インプレッサWRX STI R4)は、朝からエンジンのミスファイアに苦戦。「何が問題かはっきり分からないが、センサーかもしれない。あるステージでは完全にストップしてしまって、マーシャルに押しがけしてもらったんだ」と日中サービスでコメントしていたが、その後のSSを前に、ステアリングアームの破損も発生したためにリタイアを決断。再スタートするかどうかはまだ不明だ。
2WD部門ではヤン・チェルニー(プジョー208 R2)がリードしている。競技最終日となるデイ3は、イベント最長の23.66kmステージを含む3SSを2ループする6SSが設定されている。