シルクウェイラリーは7月14日、ステージ7となるウルザール‐カラメイ間の412kmを走行。うちセレクティブ・セクションは106kmだった。この日のステージは比較的距離が短く、セレクティブ・セクションの後、国境を越えて中国に入国した。
この日は、総合3位につけるX-raidのブライス・メンジースが、今大会初となるステージ勝利を獲得。今回、プジョー勢以外がトップタイムをマークしたのは、これが初めてだ。
ソフトでサンディなグラベル路面なためダストが多いこの日は、ナビゲーションもトリッキー。正確なルートを見つけるのが難しいため、前日にステージ勝利を獲得してこの日先頭スタートとなったステファン・ペテランセルは、チーム・プジョー・トタルのチームメイトで2番手スタートのセバスチャン・ローブの到着を待ち、協力しながら走行する体制を取った。
「草が高く生い茂った場所もあるなど先頭で走るのはナビゲーションがトリッキーだったから、スタートから3.5km走った辺りで2分ほどセブを待つことにした。その後は、安全にフィニッシュできたよ。これで中国に入ったが、まだ先はとても長く、色々なことが起きる可能性も残っている」とペテランセル。ローブはこの日2番手タイム、総合2位のシリル・デプレは3番手タイムで、それぞれ総合順位はキープしている。
前半戦最後のレグとなる15日は、カラメイ‐ウルムキ間の436.34km。うちセレクティブ・セクションは250.37kmとなっている。この日同様にダストの多いルートが予想されている他、深い穴も多いため危険要素も多い。クルーはこの後、ウルムキで休息日を迎える。
シルクウェイラリー 暫定結果(ステージ7終了時点)
1 S.ローブ(プジョー3008DKR Maxi) 18:21:57
2 C.デプレ(プジョー3008DKR) +1:03:35
3 B.メンジース(MINIジョン・クーパー・ワークス・ラリー) +1:28:35
4 W.ハン(ジーリーSMGバギー) +1:34:21
5 C.ラビエール(バイクモーターBJ40L) +1:35:11
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15 S.ペテランセル(プジョー3008DKR) +3:26:08