シルクウェイラリーは7月16日、ウルムキでの休息日を経て17日はステージ9となるウルムキ‐哈密間の813.89kmを走行。うちセレクティブ・セクションは421kmだった。
この日は、総合首位につけていたセバスチャン・ローブがクラッシュしリタイアする波乱がある中、チームメイトのステファン・ペテランセルがステージ勝利をマーク。総合7位まで順位を挽回した。
「今日は、ここまでの前半とは全く異なり、オフロードの走行が格段に増えた。アフリカのラリーのような感じとは違うが、危険要素の犠牲になりかねないところは同じだ。セブのことは、本当に残念だ。かなりの痛手になってしまったが、これがラリーレイド。ここから先は、シリルを勝たせるためのサポートに集中する。不思議な感じだ。3台でスタートして、上位を独占していたのに、今は勝利を目指せるのは1台だけ。でも、このスポーツでは当たり前のことだけれどね」
同じくチームメイトで2位につけていたシリル・デプレは、この日5番手タイムを刻み、ローブに代わって総合首位に浮上した。
X-raidのブライス・メンジースはこの日、パンクに見舞われた上にナビゲーションのミスが重なり、14番手タイム。一方で、ジーリー(吉利)のハン・ウェイが4番手タイムをマークし、総合2位に浮上している。
17日は、哈密‐敦煌間の517kmを走行。うちセレクティブ・セクションは360kmとなっている。この日は超高速から、テクニカルで速度域の低いコースになり、進路変更も多く、塩湖沿いを走るステージ終盤はナビゲーションが非常に難しくなる。
シルクウェイラリー 暫定結果(ステージ9終了時点)
1 C.デプレ(プジョー3008DKR) 26:31:17
2 W.ハン(ジーリーSMGバギー) +44:12
3 B.メンジース(MINIジョン・クーパー・ワークス・ラリー) +51:23
4 C.ラビエール(バイクモーターBJ40L) +52:34
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7 S.ペテランセル(プジョー3008DKR) +2:29:51