シルクウェイラリー:デプレにトラブルも首位をキープ、2位争いは激化 – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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シルクウェイラリー:デプレにトラブルも首位をキープ、2位争いは激化

©PEUGEOT

シルクウェイラリーは7月19日、嘉峪関‐阿拉善右旗間のステージ12、483.79kmを走行。うち、セレクティブ・セクションは 254.75kmだった。

総合首位につけるチーム・プジョー・トタルのシリル・デプレは、後続にチームメイトのステファン・ペテランセルが走行してサポートを受けながら、慎重に走行。砂丘でスタックした数km後にはパワーステアリングが使えなくなり、この日は8番手のタイムとなったが、堅実にステージをクリア。45分のギャップを維持して首位をキープしている。

総合首位の望みを託すデプレ車のトラブルに、緊張も走ったチーム陣営。チーム・プジョー・トタルのマネージャーでプジョー・スポールのディレクター、ブルーノ・ファミンは「全体的には大きな懸念にはならないが、今日のことで、このラリーではいつ何が起きても不思議ではないことが示された」とコメント。
「シリルは今日のステージで20分近くをロスしたが、他のドライバーにもトラブルが続発しているので、総合2位のドライバーに対しての差は11分しか詰まっていない」
「シリルの後ろをステファンが走ってくれていることは、見事なチームスピリットを表している。物理的な支援だけでなく、リードに立っているプレッシャーの中、チームメイトがそばにいてくれることで、精神面での支えにもなっている。チームとしては、シリルのパワーステアリングトラブルの原因を解明しなくてはならない。シリルは腕に痛みを感じているが、マシンは走行を続けることができるので、今晩はゆっくり休んで明日に備えてもらいたい」

一方、激化する2位以下のポディウム争いは、この日、#108のクリスチャン・ランビエールがステージ勝利を飾って、総合3位に浮上。一方、2位につけていたX-raidのブライス・メンジースは、デプレをパスした際に完全にコースを外れてしまい、復帰するまでにタイムロス。これで総合順位を4位に落としてしまった。替わって、この日3番手でフィニッシュしたハン・ウェイが総合2位に浮上している。

SILKWAY RALLY

明日のステージ13は、阿拉善右旗‐中衛間を2つの区間に分けて318.66kmを走行する。ナビゲーションがトリッキーで、テクニカルな砂丘も待ち受けている。

シルクウェイラリー 暫定結果(ステージ12終了時点)
1 C.デプレ(プジョー3008DKR) 36:31:47
2 W.ハン(ジーリーSMGバギー) +43:22
3 C.ラビエール(バイクモーターBJ40L) +46:37
4 B.メンジース(MINIジョン・クーパー・ワークス・ラリー) +1:15:51
5 E.アモス(フォードTRX08LMOD) +1:41:07
6 S.ペテランセル(プジョー3008DKR) +2:39:06



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