WRCフル参戦を断念、今季はラリークロス選手権に挑んでいるペター・ソルベルグだが、来季のWRC復帰も考えているようだ。
ソルベルグは今季、自身のチーム、ペター・ソルベルグRXを立ち上げ、ヨーロッパラリークロス選手権に参戦している。しかし、来週開催されるラリーフィンランドでは、2014年のWRC復帰を目指してのミーティングを持つ予定だという。
「僕がラリーに対して感じるものは、何も変わっていない」とソルベルグ。「僕にとってラリーはいつでも特別なスポーツだし、僕がWRCにできることはたくさんあると、とても感じている」
「まだ止めるべきではない時に参戦を止めてしまったことは事実だが、またこれから話し合いを始めるし、来季に向けて何ができるのかを見極めたい」
プライベーターとして参戦した3シーズンを未勝利で終わっているソルベルグは、恒常的に勝利を重ねるには、ワークスドライバーとしての環境が必要であることを痛感しているようだ。
「自分のイメージの通りにWRCに復帰するには、それ相応の環境が必要だ」ともソルベルグは語る。
「今季について語れば、僕は常にタイトルを目指せるチャンスが欲しいんだと言ってきたし、そのためには全戦に参戦する必要があるんだ。僕にはまだ速さがあると自信があるし、今年、かたわらで座ってみていなくてはならないのは、本当にもどかしいよ」