ハンニネン「トヨタの強みはドライバーの情報共有」 – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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ハンニネン「トヨタの強みはドライバーの情報共有」

©Naoki Kobayashi

WRC第9戦ラリーフィンランドにおいて、3位表彰台を獲得したユホ・ハンニネンが、地元イベントを走り終えて、自身の気持ちを語った。

「最終日の最後のステージで、たった0.3秒差で2位を失ってしまったし、ガッカリしたことも確かだ。でも、少し時間がたったことで、あらためて3位に入れたことを嬉しく感じている。僕にとっては初めての表彰台だったし、じわじわと喜びを実感している感じだね。でも、次はターマックのドイツだし、いつまでも良い気分に浸っているわけにはいかない。気持ちを切り替えるようにしているよ」

昨年の段階からトヨタ・ヤリスWRCのテストを担当してきたハンニネン。これまで様々なマシンのドライブ経験を持つ彼だが、テストをスタートした段階から、ヤリスWRCが高いポテンシャルを秘めていると感じていたという。

「ヤリスWRCに関しては、僕がテストを担当した段階ですでに高い完成度を持っていたんだ。バランスも良くてドライビングもしやすかった。そこから開幕まで小さなステップを踏みながら、今年に入ってからは特にダンパーとサスペンションが大きく進化した。でも、ここで満足していい訳じゃない。現時点で各チーム間の実力差はほぼないと言っていい。つまり、今後も開発のテンポを緩めるべきではないってことだね」

ハンニネンはヤリ-マティ・ラトバラ、エサペッカ・ラッピという、同郷のチームメイトと良好な関係を築いており、それこそがトヨタの強みだと付け加えた。

「全員がフィンランド人というのは、本当にありがたいことなんだ。そもそも言語が同じだから、情報共有がスムーズ。自分の気持ちをお互いがダイレクトに伝えることができるし、より理解もしやすくなる。当然、些細な誤解も減る。ベースとする文化も一緒だから、笑いのツボも一緒なのも実は大きい(笑)。トヨタはドライバー同士が情報をオープンに共有している。そのことで、僕自身もすごく助かっているんだ」

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