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APRC豪戦、ヴィッツとサトリアネオが同門対決

 

APRC第3戦、インターナショナル・ラリー・オブ・クイーンズランドは、7月12日に開幕。オーストラリア・クイーンズランド州のイプスウィッチ周辺のグラベルコースで争われる。

 日本人として今季ただひとり、APRCにノミネートしているクスコレーシングの朝倉宏志は、開幕戦ワンガレイで海外デビュー戦に挑んだが、スバル・インプレッサWRX STIで大クラッシュ。このため、今回のクイーンズランドでは、マシンをプロトン・サトリアネオにスイッチする。

 クスコレーシングは今季、カスタマー向けのマシン車両として、TRDとの共同プロジェクトで制作したトヨタ・ヴィッツRSを投入。マイケル・ヤングが開幕戦で、総合3位に食い込んでいる。

 ヤングと朝倉といえば、昨年のラリー北海道で、奇しくも陸別の同じコーナーでクラッシュを喫した因縁のつながり。今回のクイーンズランドでは、共に2WD部門で戦うことになる。開幕戦ではライバル不在だったヴィッツRSだが、今回はクスコレーシングが製作するサトリアネオとヴィッツRSの同門対決という点と共に、両車のタイム比較にも注目が集まっている。

 このクイーンズランド戦は、パシフィックカップの最終戦。シリーズ首位に立っているチームMRFのガウラブ・ギル(シュコダ・ファビアS2000)が、インド人として初の海外タイトル獲得に挑む。日本からは、スポット参戦として、APRCオーストラリア戦の常連、増村淳(三菱ランサーエボリューションX)がエントリーしている。



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