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APRCマレーシア:超マディな路面で波乱続出の初日、ベイビーがトップ

©Malaysian Rally

APRC第3戦ラリーオブジョホール(マレーシア、グラベル)は8月11日に開幕。この日は、セレモニアルスタートに続いてジョホールサーキットでのスーパーSSを1回走行。12日は3SSを2ループする6SSが設定されたが、イベント最長の31.67km、タイタック‐フィッシュポンドの2回目の走行となるSS7がキャンセル。この日は、再びスーパーSSを走行して締めくくられた。

金曜日は豪雨に見舞われた後、土曜日は気温が上がり湿度も非常に高くなった今年のAPRCマレーシア戦。路面もマディになり、海外からの参戦組だけでなく地元のコンペティターにとっても厳しい戦いとなった。

この日は、APRC初参戦、ノルウェー出身のオーレ・クリスチャン・ベイビー(シュコダ・ファビアR5)が首位で折り返した。「何度かコースオフして、マシンは両サイドをヒットした。難しいラリーだった」とベイビーは苦戦の模様を語る。
「今日を走り切ることができたのは、ラッキーだった」

一方、チームMRFのチームメイトで昨年のAPRCチャンピオン、ガウラブ・ギルは、この日最初の最長ステージで木にヒットしてステアリングにひどいダメージを負ってしまい、総合3位にはつけたがベイビーとは16分以上の大差がついている。

R5規定仕様の三菱ミラージュでのマレーシア参戦は2度目となるフィンランドのヤリ・ケトマーも、ロングステージでドライブシャフトを破損。2WD状態での走行となったが、総合2位でこの日のステージを走り切っている。

ファビアR5の投入で注目されるクスコレーシングの炭山裕矢は、2.64kmのジョホールサーキットでのスーパーSSでは総合3位のタイムをマーク。プランテーションでのステージに入ってからは慎重なアプローチを見せ、この日を終えて総合6位につけた。「まだ、ファビアR5のことを学んでいる状態」と炭山。スバルWRXを駆るチームメイトのマイケル・ヤングは総合4位につけている。

13日のレグ2は、3SSを2ループする6SS、計76.24kmが設定されている。

APRCマレーシア レグ1暫定結果
1 O-C.ベイビー(シュコダ・ファビアR5) 1:58:27.9
2 J.ケトマー(三菱ミラージュ) +4:32.5
3 G.ギル(シュコダ・ファビアR5) +16:49.3
4 M.ヤング(スバルWRX STI) +19:51.6
5 PGアビラッシュ(スバル・インプレッサ) +53:14.0
6 炭山裕矢(シュコダ・ファビアR5) +1:03:31.8

クスコレーシングは、ファビアR5を初めて駆る炭山のテストの模様を収めた動画を公開している。



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