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WRCドイツ:WRC2はティデマンドがタイトル王手

©SKODA AUTO

8月17日に開幕したWRCドイツ、WRC2部門では選手権リーダーのポンタス・ティデマンド(シュコダ・ファビアR5)が、タイトル確定のチャンスを握ってスタートを迎えた。

今季はここまで5戦に参戦し、4勝、2位1回と絶好調のティデマンド。このドイツでは、テーム・スニネン(フォード・フィエスタR5)が優勝を逃した上でティデマンドが4位以上でフィニッシュをすれば、ティデマンドの戴冠が確定する。一方、スニネンがマキシマムポイントを獲得すれば、タイトル争いは次戦スペインまで持ち越される。

ドイツ戦の特徴を考えれば、ティデマンドの経験は鍵となりそうだ。ドイツには過去4回参戦しており、2014年にはWRC2部門優勝もマークしている。予想できない不安定な天候が、戦況を大きく左右する可能性も十分に理解している。
「1年のこの時期は、天気がすごく変わりやすい。10分の間に、快晴から大雨になることもある。もし天気がそのような感じになれば、シーズン全体の中でも最も厳しいラリーになるとも言える」とティデマンド。

一方、選手権ライバルのスニネンは、ポーランド、フィンランドで初めてのWRカー参戦を経験し、それぞれ6位、4位と大健闘。フィンランドでは一時総合2位につけていたことも記憶に新しい。

M-SPORT / @World

「どのカテゴリーに参戦しているかは関係ない。チャレンジは同じ。自分たちの速さを見せなくてはならないということだ」とスニネン。
「このラリーは、いつも難しい。クリーンなターマックはあまりなく、コンディションが常に変化する」

このドイツでは、WRC2には強豪が顔を揃えている。エリック・カミリ(フィエスタR5)は、現在選手権4位。さらに2ポイント差の選手権5位につけるヤン・コペッキー(ファビアR5)は、開幕のスーパーSSで総合トップのタイムを叩き出している。

Red Bull

カンタン・ジルベール(ファビアR5)は、三菱、ヒュンダイ、プジョーのワークスドライバーを歴任したフレディ・ロイクスがプリペアしたマシンで参戦。ベニート・グエラ(ファビアR5)、昨年のJWRCチャンピオン、シモーネ・テンペスティーニ(シトロエンDS3 R5)、ガス・グリーンスミス(フィエスタR5)と、選手権トップ10のドライバーが名を連ねている。地元ドイツからは、ERCジュニアチャンピオンのマリヤン・グリエベルが、ファビアR5でWRC2デビューを果たす。



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