WRCドイツ:ハンニネンが4位フィニッシュ、ラトバラは7位 – RALLYPLUS.NET ラリープラス
現地速報がすぐわかる! バックナンバーが読み放題。ラリプラLINE限定コンテンツ配信中

WRCドイツ:ハンニネンが4位フィニッシュ、ラトバラは7位

©TOYOTA

WRC第10戦ラリードイツの最終日デイ4の競技が、8月20日(日)にドイツ西部のボスタルジーを中心に行われ、TOYOTA GAZOO Racingのユホ・ハンニネン(トヨタ・ヤリスWRC)が総合4位、ヤリ-マティ・ラトバラ(ヤリスWRC)が総合7位、エサペッカ・ラッピ(ヤリスWRC)が総合21位でフィニッシュした。

ラリードイツの競技最終日は、2本のステージを各2回走行する計4SSで、その合計距離は51.95km。4位の選手と4.2秒差の5位でデイ4をスタートしたハンニネンは、ポジションアップを実現すべくオープニングステージのSS18で全開アタックを敢行しベストタイムを記録。4位浮上を果たし、ターマックラリーでの自己ベストとなる総合4位でフィニッシュした。

また、SS19ではラッピがベストタイム、ラトバラがセカンドベストタイムを刻み、ヤリスWRCは今大会5本目となるSS最速タイムを刻んだ。そして、パワーステージに指定された最終SSでは、ラッピが1位と0.2秒差の2番手タイムを、ラトバラが3番手タイムをマークし、それぞれボーナスポイントの獲得に成功。ラトバラは総合7位で、ラッピは総合21位で完走を果たした。

Naoki Kobayashi

トミ・マキネン(チーム代表)
「今回の自分たちのパフォーマンスには満足している。ユホは週末を通して素晴らしい走りを続け、SSでは2度ベストタイムを記録した。彼には表彰台争いをできる速さがあったと思う。ヤリ-マティはラリー序盤非常に速く、金曜日にトラブルが起こらなければきっと優勝争いに加わることができただろう。エサペッカは最終日、このような難しい条件のターマックラリーを戦えるという自信を深め、大きく成長した。来年はきっとラリードイツで優勝争いができるはずです。今回はヤリスWRCのパフォーマンスがターマックラリーでも高いレベルにあると自信を持つことができたので、今後がとても楽しみだ。次戦のスペインでさらに競争力を高めるべく、引き続き改善に努める」

TOYOTA

ヤリ-マティ・ラトバラ
「今朝最初のSSでは、まだ調子が上がっていなかったのでやや遅れをとったが、次のSSはうまく走れた。自分が好きなタイプのコースだったので、その再走となるパワーステージには自信を持って臨んだ。しかし、SSをスタートしてすぐ左コーナーで何かに当たってしまい、その後はパンクを回避するためペースを落とした。ラリー序盤にトラブルで遅れたことを考えれば、こうしてポイントを獲得できたのは喜ぶべきことだと思う」

TOYOTA

ユホ・ハンニネン
「ラリー序盤に大きく遅れてしまったが、それ以降は良い戦いができた。4位という結果には本当に満足している。ラリー期間中を通して、クルマもフィーリングも素晴らしい状態だった。今朝は最初のSSでアタックを楽しみ、その後は少しペースを落とした。今シーズンの前半と比べると、後半はとてもポジティブなラリーが続き嬉しい」

TOYOTA

エサペッカ・ラッピ
「昨晩は、うまく行かなかった理由を精査し、原因を見つけることができた。その結果、今朝は状況が改善され2本目のSSはうまく走れたが、その次のSSではブレーキタイミングの遅れによりコースを外れ、エンジンが止まってしまった。また、最後のパワーステージではひやっとするシーンもあったが、幸運にも切り抜けることができた。いろいろありはしたが、今日のスピードには満足している」

WRCの次戦は10月5日から8日にかけて、スペインのサロウを中心に開催される第11戦スペイン。シーズン唯一のミックス路面で争われるラリーに、TOYOTA GAZOO Racingはラトバラ、ハンニネン、ラッピの3台体制で参戦する。

WRCドイツ終了後暫定リザルト
1. オィット・タナック(フォード・フィエスタWRC) 2:57:31.7
2. アンドレアス・ミケルセン(シトロエンC3 WRC) +16.4
3. セバスチャン・オジエ(フォード・フィエスタWRC) +30.4
4. ユホ・ハンニネン(トヨタ・ヤリスWRC) +1:49.2
5. クレイグ・ブリーン(シトロエンC3 WRC) +2:01.5
6. エルフィン・エバンス(フォード・フィエスタWRC) +2:03.4
7. ヤリ‐マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC) +3:58.2
8. ヘイデン・パッドン(ヒュンダイi20クーペWRC) +4:32.4
9. アルミン・クレーマー(フォード・フィエスタWRC) +10:19.4
10. エリック・カミリ(フォード・フィエスタR5) +10:44.3

21. エサペッカ・ラッピ(トヨタ・ヤリス WRC) +18:05.2

チームはデイ4のハイライト動画を公開している。



RALLY PLUS