故コリン・マクレーを兄に持つアリスター・マクレーが、今季の世界ラリークロス選手権の残り4戦に参戦することになった。ガイ・ウィルクスに替わって、LOCOエナジードリンクのフォルクスワーゲン・ポロRXをドライブする。2週間後の9月1‐3日には、緒戦となるフランス・ロエアック戦を迎える。
スコットランド出身、現在はオーストラリアのパースに在住するアリスターは、自身もスバル、ヒュンダイ、三菱からWRC75戦に参戦した経験を持っている。また、APRCでは2011年にタイトルを獲得、中国ラリー選手権、ダカールラリーにも参戦するなど、豊富な経験を誇る。
「フランスでLOCOエナジードリンクのポロRXをドライブするチャンスを得ることができて、うれしいよ」とアリスター。
「世界RXは信じられないほどコンペティティブなので、初めての試練となるが、とても楽しみにしている。ロエアックで走ることを考えると、ワクワクしてくる。その週末は学ぶことが多くなると思うが、待ち切れないよ」
一方、アリスターにシートを譲ることになったウィルクスは、今季ここまで世界RX8戦に参戦している。その状況について「カナダ戦以降は、LOCOのシートを明け渡すことに決めた。すぐに世界RXに戻りたいと思っているが、今はアリスターの幸運を祈っている。彼は才能あるドライバーなので、ラリークロスでの走りは注目されると思う。今まで支えてきてくれた、チームメンバーに感謝している」と語った。
アリスターはロエアック戦以降、ラトビア戦(9月15‐17日)、ドイツ・エステリンク戦(9月29日‐10月1日)、南アフリカ戦(11月17‐19日)でもドライブが予定されている。