今季、オペル・ジュニアチームのドライバーとしてオペル・アダムR2でERCジュニア・アンダー27とレディストロフィーに参戦中のタマラ・モリナーロは、今週チェコで開催されるラリーズリンで、新コ・ドライバーにベテランのジョバンニ・ベルナッキーニを迎える。
モリナーロは今季の序盤はウースラ・マイルホファーと組んでいたが、先週のWRCドイツ戦ではスポット的にベロニカ・エンガンとのコンビで臨んだ。オールターマックのズリンでは、母国イタリアの英雄的ドライバー、ジジ・ガリの元コ・ドライバーとしても知られるベルナッキーニの豊富な経験を武器に、さらなるステップアップを目指す。ベルナッキーニは、ガリの他、ナッサー・アル‐アティヤなどのコ・ドライバーも務め、今季はWRC2に参戦中のシモーネ・テンペスティーニと組んでいる。
「ジョバンニ・ベルナッキーニをコ・ドライバーに迎えての初めてのラリーに、とても興奮している」とモリナーロ。
「私のヒーロー、ジジ・ガリのコ・ドライバーが隣に座ってくれるなんて、本当にエキサイティング。何年もラリーを続けているベテランなので、彼の幅広い経験から素晴らしい知識を得ることができる」
モリナーロのズリン戦参戦は、今回が初めて。「ステージは素晴らしいようだし、あのSSに挑むのが待ち切れない。先週参戦したWRCドイツ(総合49位でフィニッシュ)では予想外のアクシデントも経験して、とてもためになった。でも、4日間の中で速さが着実に向上したので、ズリンでも、この流れを続けていきたい」