今季よりスタートした米国ラリーアソシエイション(ARA)ラリー選手権は、最終戦となる第6戦オジブウェ・フォレストラリー(グラベル)が8月25‐26日にミネソタ州デトロイトレイクで行われた。注目を集めたスバル・ラリーチームUSAのチームメイト、デビッド・ヒギンズとトラビス・パストラーナのチャンピオン争いは、パストラーナが激戦を制し、初代王者の座を射止めた。
タイトル獲得のためには、優勝かつ、ヒギンズよりも2本多くステージウインを獲得することが条件だったパストラーナ。雨に見舞われる中、金曜日はヒギンズが石にヒットするなどトラブルに見舞われる一方で、パストラーナが会心の走りを見せ、首位でこの日を折り返す。
しかし、土曜日になるとヒギンズが巻き返しを図り、タイトル決戦は最終SSにまでもつれこんだ。デトロイトレイクの市街地に設定された最終SS、沿道にラリーファンが集まる中、最初に走行したヒギンズはシケインにヒットし、15秒のペナルティを科されてしまう。この結果、ヒギンズはステージウインの望みを絶たれ、勝負あり。パストラーナはイベント勝利を決めた上に、ARAのタイトルを獲得した。
ARAオジブウェ・フォレストラリー 最終結果
1 T.パストラーナ(スバルWRX STI) 2:23:20.0
2 D.ヒギンズ(スバルWRX STI) +1:07.8
3 J.シーホム(スバルWRX STI) +24:05.1
4 R.ミレン(トヨタRAV4 SE) +28:25.0
5 T.ニーセ(スバルWRX STI) +31:03.7
6 D.ワリンフォード(フォード・フィエスタRT2) +35:44.1