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アクロポリスはクビカのターニングポイント

 

 ポルトガルからわずか7週間後、2度目のWRC参戦となるアクロポリスラリーでWRC2勝利を果たしたロバート・クビカ。アクロポリスではシトロエンDS3 RRCでSS1から首位に立ち、SS9までに2分以上の大差をつけた。

 終盤はさらに慎重なアプローチに切り換え、ロッキーなグラベルステージでもペースをコントロール。フォード・フィエスタRRCのユーリ・プロタソフに1分半近くの差をつけての勝利を飾った。

 「ロバートは既にグラベルでもターマックでも持ち前の才能を発揮しているが、まだ修練が必要だ」とシトロエンレーシングのチーム代表、イブ・マトンは振り返る。

「彼はいいレースをしたし、最終日は首位を守りきった。今回の勝利は、彼にとってのターニングポイントなのではと感じた。WRC2タイトルを獲得するという共通の目的に向けて、間違いなくいい予兆だ」

 クビカは「まだ学ぶべき事はたくさんあるけど、とてもいい経験を築いているし、とても実り多い週末だった」と語る。

「速度を抑えていても、初めてステージではミスをしやすい。特にタフなコンディションではね。次のラリーサルディニアで今週末に学んだことを活用できることを楽しみにしているよ」

 クビカは現在、WRC2のスタンディングスでは6位につけている。



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