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世界RXラトビア事前情報:クリストファーソンがタイトルを決めるか、DAレーシングはデュバルを起用

©FIAWorldrallycross.com

FIA世界ラリークロス選手権は9月15‐17日、ラトビアのリガで第10戦を迎える。世界RXがラトビアで開催されるのは、昨年に続いて2回目。今回は世界RX部門に21台のスーパーカーがエントリーしている。

選手権リーダーのヨハン・クリストファーソンは、チームメイトで現在2位につけるペター・ソルベルグに46ポイント差をつけており、計算上ではこのラトビアで世界タイトル確定のチャンスが出ている。しかし、確定するにはソルベルグとの差を61ポイントに広げることが必要だ。一方、チームズ選手権でも、クリストファーソンとソルベルグのPSRXフォルクスワーゲン・スウェーデンが、ラトビアでタイトルを確定させる可能性が上がっている。現在、2位のチーム・プジョー・ハンセンとの差は112ポイントとなっており、ラトビアを終了した時点でこの差を維持できれば、2017年タイトルが確定する。

クリストファーソンは「ペターと自分は、一丸となって必死に取り組んできた。常に同じ方向を目指し、この結果のためにがんばってきた」とコメント。
「エンジニアとも話し合いを重ねているし、マシンに自信が持てれば、思い切りプッシュができる。ラトビアで最も重要なのは、チームのためにポイントを重ね、夢に向かってさらに一歩、前進することだ」

PSRX Volkswagen

昨年、ラトビアで初めて世界RXが開催された際は、豪雨にも関わらず何千人もの観客が集まる中、セバスチャン・ローブが自身初となる世界RXでの勝利を飾った。

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その時に2位に入った昨年王者のマティアス・エクストロームは「コースは素晴らしく、雨だったとしてもドライブが楽しかった」と語っている。
「今年はすでにリガでテストを行っている。戦いの差を少しでも詰めるために全力を尽くす。フランスでは正しい方向に進んでいくことができた。予選ではトップを狙い、セミファイナルはポールポジションからスタートしたい」

地元ラトビア出身のレイニス・ニッティスにとっては、特別な一戦となる。
「リガは母国戦なので、モチベーションは最高潮に高まっている」とニッティス。一方、JB・デュバルグは子どもの誕生が予定されているため、今戦を欠場。替わって、フランソワ・デュバルがDAレーシングのプジョーをドライブする。

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DTMドライバーのニコ・ミューラーは、2度目の世界RX戦に挑戦。ミューラーが駆るアウディS1クワトロを走らせるEKSは、今回、4台体制で臨む。フィンランドのヨニ‐ペッカ・ラヤラは三菱ミラージュで参戦する。

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