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APRC北海道:ラリーが開幕、選手権リーダーのベイビーがトップ発進

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APRC第4戦ラリー北海道(グラベル、北海道帯広市)は9月15日、北愛国交流広場に設置されたサービスパークでセレモニアルスタートを開催。引き続き、隣接するスーパーSSでSS1(0.96km)を走行し、シェイクダウンでトップタイムを叩き出していた選手権リーダーのオーレ・クリスチャン・ベイビー(シュコダ・ファビアR5)がベストタイムをマークし、順調な滑り出しを見せた。
「悪くない走りができたけれど、短いステージなのでやれることは限られていた」とベイビー。
「雨が降ったから明日以降のSSはラフになるだろう。レッキの段階でのコンディションも荒れていたしね。明日以降も引き続き雨が降ってくれた方が、個人的には好み。明日のプランはフラットアウト。目標はギルに勝つこと」

2番手タイムは、前戦のマレーシアからシュコダ・ファビアR5にマシンをスイッチしたクスコレーシングの炭山裕矢。日本でこのマシンの走りを披露するのは、これが初めてとなる。
「雨が降ったので、シェイクダウンよりもウエットがきつかった。それもあって、シェイクダウンの時よりも少しタイムダウンしてしまった」と炭山。

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「まだひとつしか走っていないが、トラクションがあるのでウエットでも安心してドライブできる。明日は長いクンネイワがあるので、まずは最初のループをしっかり走りきりたい」
(写真はシェイクダウンでの走行)

一方、昨年の覇者で2016年APRCチャンピオンのガウラブ・ギルは、スタートでシフトミス。ベイビーに1.3秒遅れの3番手タイムにとどまった。
「悪くない走りができたけれど、スタートでシフトミスしてしまって1秒ほどロストしてしまった。でも、ラリーは始まったばかりだし、長いイベントだからね。明日からペースを上げていくよ。マレーシアではミスやトラブルで遅れてしまったから、このラリーはどうしても勝ちたいんだ」

日本初上陸を果たしたR5相当仕様の三菱ミラージュを駆るヤリ・ケトマーは4番手タイムからの滑り出し。
「短いステージだったね。すぐに終わっちゃったよ(笑)。シェイクダウン後にダンパーを変えたのが、いい方向に進んでくれた。とても乗りやすくなったよ。明日は最初のステージから全開で攻めるつもりだ」

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今回はトヨタ・ヴィッツでの参戦となったクスコレーシングのマイケル・ヤングは、5番手。
「マシンの調子はとても良かったよ。このマシンをドライブするは初めてだけど、とてもいいね。グループNよりも素晴らしいエンジン、サスペンション、そしてブレーキを備えているからね。明日は楽しくなりそうだよ。とにかく、明日は最初のサービスを目指して、それ以降ペースを上げていくよ」

ラリーは16日、レグ1‐Bの競技を走行。この日は、帯広から北東へ100kmほど移動した陸別町を拠点に、陸別オフロードサーキットでの4.63kmに続き、28.75km、14.62km、10.40kmの4SSをループ。オフロードサーキットでの観戦ステージとなっている4.63kmをさらに1本走った後、再びこのループを再走し、この日は再び北愛国でのスーパーSSで締めくくられる。SS1〜SS10のレグ1の総ステージ走行距離は、123.35kmとなっている。

APRC北海道 SS1結果
1 O-C.ベイビー(シュコダ・ファビアR5) 0:37.6
2 炭山裕矢(シュコダ・ファビアR5) +0.6
3 G.ギル(シュコダ・ファビアR5) +1.3
4 J.ケトマー(三菱ミラージュ) +2.6
5 M.ヤング(トヨタ・ヴィッツ) +3.1
6 R.ブルムベルグ(三菱ミラージュ) +4.3
7 増村淳(三菱ランサーエボリューションX)+5.0
8 青山康(スバルWRX STI) +5.6



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