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WRCアクロポリス:大波乱のSS1首位はノビコフ

 

 WRCアクロポリスはオープニングのSS1に47.7kmのラフグラベルを設定。ヒルボネンがステアリングトラブル、オストベルグがホイール脱落、そしてオジエがトラブルでストップしてしまった。

 オープニングのSS1は非常にソフトな路面だが、レッキを終えると路面が荒れており、多くの岩がそこかしこに散乱。そして、ここで上位のドライバーたちに次々とトラブルが襲いかかる。

 5番手スタート、シトロエンのファーストドライバーであるミッコ・ヒルボネンは、「ステアリングとフロントがつながっていない感じがする。ステアリングに何か深刻な問題があるみたいだ……」と語り、ここだけでトップから6分も遅れてしまった。カタールMスポーツのエースであるマッズ・オストベルグはなんとホイールが脱落し、約4分をロスしてしまう。

 そして、フォルクスワーゲンで選手権を単独リードしているセバスチャン・オジエはテクニカルトラブルによりステージ途中でストップ。ひとつのSSも走り終えないまま、デイ1はリタイア。デイ2からの再スタートに向けてマシンを調整するようだ。

 そんな大荒れの SS1を制したのはカタールMスポーツのエフゲニー・ノビコフ。「プッシュしようと試みている。いま僕たちはトップにいるのだから、進まなければならない」2番手につけるシトロエンのダニ・ソルドは「彼らの話を聞いたから、リスクを負って走りたくはない」と慎重な姿勢だ。3番手にはフォルクスワーゲンのヤリ-マティ・ラトバラがつけている。

 SS1を終えたクルーたちはルートラキに戻り、30分間サービスを実施。SS2はSS1の最初の26kmをリピートする設定で、このSS2本でデイ1が終了となる。

【SS1】Kineta-Pissia(47.7km)
1:E.ノビコフ 32:58.6 
2:D.ソルド +20.6 
3:J.ラトバラ +36.3 
4:T.ヌービル +38.3 
5:A.ミケルセン +54.4 
6:N.アル-アティヤ +57.5



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