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ミーク、参戦10回目のWRCスペインで復調を期す

©CITROEN / @World

今週開催のWRCスペイン、シトロエンはクリス・ミーク、ステファン・ルフェーブル、ハリ・アル‐カシミの布陣で挑む。

シーズンで唯一、グラベルとターマックのステージが1つのイベントに構成されるスペイン戦。シトロエン・トタル・アブダビWRTは、カタルニアでグラベルのみ3日間のテストを行った。このテストには、ミーク、ルフェーブルに加え、セバスチャン・ローブが参加し、スペイン戦に向けてのセットアップ模索に務めた。

スペイン戦の参戦は今回で10回目となるミーク。ベストリザルトは5位と、これまで苦戦してきたイベントだが、昨年はペースをつかみポジティブな内容でフィニッシュした。今季はメキシコで優勝を飾りながら、最近は不振が続いているだけに、スペインでは上位争いを目指したいところだ。
「いいテストができたし、セブ(ローブ)と興味深い仕事ができた」とミーク。
「改良の余地はまだあるが、正しい方向に進んでいると思う。ラリードイツではふがいない結果に終わり、その後ブレイクを挟んだので、競技再開を楽しみにしている。スペイン参戦が10回目になるなんて、信じられないよ! 走行順はいいが、天気によってダストの影響が変わる。後半2日間のターマックでは、C3のパフォーマンスレベルをよく分かっているので、思い切り楽しみたい。その上でいいリザルトが得られれば、チーム全体にとってもいいニュースになる」

フィンランド戦、ドイツ戦をスキップしているルフェーブルは戦線復帰。スペインは今回で3回目と経験は少ないが、今季ポーランド戦では総合5位フィニッシュを果たすなど好パフォーマンスを披露しており、両路面に挑むスペインでも貴重な経験を積むことが期待される。
「C3 WRCでの競技にまた戻れて、とてもうれしい」とルフェーブル。
「ポーランドを5位でフィニッシュして以来、3カ月ぶりの競技だし、あまり経験のないイベントなので、まずは適切なペースをつかまなくてはならない。テストの内容には、満足している。初めて、フロントからリヤの新しいトルク配分を試した。これが自分のドライビングスタイルにマッチしたので、とてもポジティブな経験になった。もし、コンディションが自分に合っていれば、デイ1では走行順の有利を存分に活かしたい」

アル‐カシミも、スペイン戦は今年で10回目。今季はポルトガル、フィンランドに続いての参戦となるが、スペイン戦は2010年に7位に食い込むなど相性のいいイベントだ。
「スペイン戦は、WRCカレンダーの中でもお気に入りの一戦だ」とアル‐カシミ。
「ミックス路面へのチャレンジは大好きだし、特に一晩の間にグラベルからターマックにスイッチするということは、自分もより速くドライブしなくてはならない。ここの雰囲気も大好きだ。観客の応援は信じられないほど熱く、運営も素晴らしい。だからカタルニアには、毎年来てしまう。いいペースをつかんで、手応えがあればプッシュしていきたい。クリスとステファンには、がんばってもらいたいね」



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