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全日本ラリー:久万高原のデイ1は柳澤宏至がリード

 

 全日本ラリー第2戦久万高原ラリーのデイ1が5月4日(土)に開催され、JN4クラスの柳澤宏至(スバルWRX STI)が2番手勝田範彦(スバルWRX STI)に16.7秒の差をつけて首位に立った。

 久万高原ラリーは昨年からグラベルとして実施。ダウンヒルの6.3km、路面がかなり荒れた全日本初使用の9.1kmのSSと、1kmのギャラリーステージの3カ所を3回走行する計9SSだ。

 主に2Lターボマシンで争われるJN4クラスは、柳澤、勝田、奴田原文雄(三菱ランサーエボリューションX)の3人が0.1秒を争う好勝負を繰り広げる。しかしSS4で勝田がハーフスピン、さらにSS5で奴田原が右リヤタイヤをパンクし、ともにタイムをロスしたことで柳澤が単独首位に躍り出る。後半のセクションでは石田正史(三菱ランサーエボリューションX)のセッティングがあったことで徐々にタイムを上げ、デイ1を終えて柳澤、勝田、石田というオーダーになっている。

 ターボ車とNA車が入り乱れるJN3クラスは上原利宏(ホンダ・シビック)が頭ひとつリード。グラベル有利と言われる4WDのダイハツ・ブーンを駆る小倉雅俊はSS8でタービンブローに見舞われ、デイ1を完走するもリタイアに。また、前戦唐津で優勝した山口清司(トヨタ・レビン)と2位の筒井克彦(三菱ミラージュ)はともにコースオフしたことで、トヨタ86の三好秀昌が2位、横尾芳則が3位につけている。

 1.5LまでのFF車で争われるJN2クラスは、初代ヴィッツRSの川名賢がリードするが、チャンピオンの天野智之が後半で追い上げて逆転。川名、高橋悟(トヨタ・ヴィッツ)と、3台のヴィッツがトップ3にひしめく。

 1.3Lまでの車両で争うJN1クラスは1.3Lのデミオを新調した宇田圭佑が大差をつけて初日をリード。以下、松岡竜也、鷲尾 俊一の2台のダイハツ・ストーリアが続く。



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