10月26-29日に開催されるWRC第12戦ラリーGBに、フィンランドの新鋭カッレ・ロバンペラがMスポーツからフィエスタR5で参戦する。スタートを目前に控えたいま、父、ハリ・ロバンペラに心境を聞いた。
ーーカッレがとても小さい頃から我々はカッレのドライビングを動画などで見ていたわけですが、いつ頃カッレがWRCに出場するようになると思いましたか?
「彼が13歳か14歳の頃かな。数年前から彼はラリーの知識を深め、向上しようと考え始めた。将来、ラリーに出場したい、とね。いまから数年前のことだ」
ーー今回どのようなアドバイスをしましたか?
「今回のラリーGBで? 通常、彼は何も聞いてこない。だから今回のラリーについても何も言わなかった。彼は何をすべきかわかっているし、それが最良のことだと思う」
ーー今回の彼に何か期待していますか?
「彼がラリーをフィニッシュしてくれればと思う。すべてのステージを学んでね。新しいマシンだし、新しいコ・ドライバーだし、新しいミシュランタイヤだし、彼にとってはすべてが新しい。だからあらゆることを学ぶ必要がある」
ーー彼はあなたにアドバイスを求めないわけですが、彼にひとつだけアドバイスするとしたら、何と言いますか?
「冷静でいる、ということかな。このラリーを僕は良く知っているが、初日にあらゆることが起こり得る。土曜日の夜にサービスパークに戻ってくることができて、マシンが大丈夫で、ポジションが良ければ、それは最高のことだ。最初の二日が肝心だ。そしてもちろん、初日が最も重要だ。すべてのステージ、すべてのコーナーが難しい。だから最初はリザルトは気にせず、ひたすらドライビングに集中するということだね」