全日本ラリー選手権第9戦「新城ラリー2017」は、11月4日(土)に8カ所のスペシャルステージを走行し、勝田範彦/石田裕一(スバルWRX STI)が、奴田原文雄/佐藤忠宜(三菱ランサーエボリューションX)に32.5秒差をつけて初日トップに立った。SS5まで首位を快走していた新井敏弘/田中直哉(スバルWRX STI)はSS6でパンクを喫し、5位まで順位を落としている。
30秒差以上のアドバンテージを得た勝田は、「午後の最初ステージ(SS5)でプッシュしたんですが、思いの外いいタイムを記録することができました。そのままのペースで続くSS6を攻めることができて良かったです。リードは得ましたけれど、これからが大変なのでしっかり頑張ります」と、圧倒的リードにも慎重に言葉を選んだ。
一方、2位につける奴田原は、「勝田選手が速かったですね。なんとかしたかったけれど、どうしようもなかったです。明日も頑張って、少しでもタイムを縮めたいと思っています」と、肩をすくめた。
39.3秒差の3位には福永修/齊田美早子(三菱ランサーエボリューションX)、4位にはJN5クラスながらも小濱勇希/馬場雄一(シトロエンDS3 R3-MAX)がつけている。
■新城ラリー2017 SS8終了時点 総合順位
1. 勝田範彦/石田裕一(スバルWRX STI) 40:20.1
2. 奴田原文雄/佐藤忠宜(三菱ランサーエボリューションX) +32.5
3. 福永 修/齊田美早子(三菱ランサーエボリューションX) +39.3
4. 小濱勇希/馬場雄一(シトロエンDS3 R3-MAX) +1:09.7
5. 新井敏弘/田中直哉(スバルWRX STI) +1:26.8
6. 中平勝也/行徳 聡(スバルWRX STI) +1:32.8