WRCオーストラリア事前情報:激動のシーズン最終戦、ドライバーズ選手権2位争いに注目 – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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WRCオーストラリア事前情報:激動のシーズン最終戦、ドライバーズ選手権2位争いに注目

©FIA

ラリーオーストラリアは、今週末に今季WRC最終戦として開催される。選手権タイトルは前戦ラリーGBで確定したため、ティエリー・ヌービルとオィット・タナックによるドライバーズ選手権2位争いに注目が集まる。今季はここまでの12戦で、7人がポディウムの頂点に立っており、ラリーオーストラリアではまた新たなウイナーが誕生する可能性も高い。ルーズグラベルの路面では、走行順は大きな影響を与える。いずれにしても、今季最終戦でのアプローチは、全開しかない。

オーストラリアは1989年からWRC戦を開催。2006年までは、西海岸のパースが拠点となっていたが、その後東海岸へ移動。2009年はニューサウスウェールズで、2年後には現在のシドニーとブリスベンの間に位置するコフスハーバーが拠点となっている。

イベントは、ツイスティな林道、地方道など多彩なステージが組み合わされる。雨林のステージでは朝や午後の低い日差しが、木々の間からストロボのように差し込み視界を遮る。ダスティなグラベルコースは、走行順の早いドライバーには厳しいことが知られており、ルーズな路面を掃かなくてはならない役目を負わせる。

■2017年のルート

FIA


アイティナリには変更が行われ、金曜日はコフスハーバーの北部で3SSを2ループ。すべて、これまでとは異なる通し方とされている。この日は、港周辺で行われるスーパーSSを2回走行して締めくくられる。土曜日の山場は、この日の開幕ステージに設定されている48.89kmのナンブッカ。午後にはこのステージは、ウェルシュクリーク、アルジェンツヒルの2本に分割される。また、コフスの船着き場を周回するステージを2回走行。日曜日はコフスの北部で、3本を走行した後、うち2本をリピート走行する。最終ステージのウェディング・ベルは、パワーステージに指定されている。

■FIAラリーディレクター、ヤルモ・マホネン
「今シーズンの内容は、選手権と新しいテクニカルレギュレーションの成功を示している。4マニュファクチャラーすべてが少なくとも2勝を収め、7クルーがポディウムの頂点に上がり、うち3クルーが初優勝だ。本当に信じられないような内容になっており、ラリーオーストラリアへの挑戦ではさらにドラマが起こるかも知れない」

■ラリーデータ
開催日:2017年11月16-19日
サービスパーク設置場所:コフスハーバー
総走行距離: 947.55km
総ステージ走行距離:318.33km (SS比:33.6%)
総SS数:21

■開催選手権
WRC
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