ラリーメキシコでも独走状態を築いて首位に立っているセバスチャン・オジエ。9日土曜日のレグでは、オタテス2回目の走行(SS18)で、ステージ途中に通過する門が閉まっていたため、自分で門を開けなくてはならずタイムロスするというハプニングに見舞われた。それでもオジエは、この日を2位以下に3分近くの大差をつけての首位でフィニッシュしていた。
主催者オフィシャルのGPSトラッキングシステムによれば、オジエがこのアクシデントでロスしたタイムは40秒と試算され、審査委員会はこのタイム分を救済することを決定。これでオジエは、その差を3分29.7 秒に広げて最終日を迎えることになった。
VWモータースポーツのチーム代表、ヨス・カピートは、大量リードを築いたことで、フィニッシュまでプッシュを維持できると喜んでいる。
「セバスチャン・オジエはメキシコで別格の速さを見せており、今回も素晴らしいパフォーマンスを披露してくれている」とカピート。「完璧にリズムをつかんでいる。我々は彼を抑制したりはしない。自分らしい速さで走ることを続けてもらおうと思っている」