世界ラリークロス選手権第4戦リッデンヒルは5月24日、英国ケントにあるリッデンヒル・レーシングサーキットでファイナルが行われ、選手権リーダーのペター・ソルベルグ(シトロエン DS 3)が今季2勝目をマークした。
ラリークロス発祥の地と呼ばれるラリークロスの聖地、リッデンヒルで迎える4戦目。23日に行われたヒート1、2の両レースを共に制して波に乗ったペターは、この日も絶好調。セミファイナル、そしてファイナルも制し、ポイント争いではリードを29に広げた。昨年から始まった世界ラリークロス選手権だが、ペターの勝利数はこれで通算7勝となった。
「正直言えば、少しラッキーもあった」とペター。「ヒート3では燃料ポンプにトラブルがあったのだけど、幸いにもそれが発生したのはフィニッシュまで残り3コーナーというところだったんだ。だから、それほど影響はなかった」
「ファイナルでは最終コーナーでパンクした。ラリーでは何年もアンラッキーがあったから、世界ラリークロスではツキが回ってきたのかもしれないね! プロフェッショナルスポーツでトップに立つには、運も必要なんだ」
ファイナルでは、2位には0.4秒の僅差で、DTMドライバーとしても知られるマティアス・エクストローム(アウディS1クワトロ)が続いた。選手権2位につけているフォルクスワーゲン・チーム・スウェーデンのヨハン・クリストファーソン(フォルクスワーゲン・ポロR)は3位で、選手権2位を維持している。