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ピレリ、WRC2などプライベーターへの供給に集中

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2018年シーズン、ピレリが公式タイヤサプライヤーとして、久々にWRCへと帰ってきた。JWRCのコントロールタイヤだけでなく、WRC2を戦ういくつかのチームもピレリをチョイスしている。ピレリのレーシングマネージャーを務めるマリオ・イゾラが、今後彼らがどのようにラリー活動を行っていくのかについて説明してくれた。

「WRC2についてはサプライヤーをもっと増やしていきたい。WRC2でのシェア拡大を狙って、WRC2のタイヤのホモロゲーションを取得した。 JWRCへの供給も同じ考えだ。若手ドライバー育成に集中することが、ピレリのラリーにおけるポリシーだからだ。さまざまなASNと協力して、才能ある若手を発掘するための多くのプログラムを展開しているし、それを考えてもスウェーデン、コルシカ、ポルトガル、フィンランドとトルコで開催されるJWRCは適切なプラットフォームだと考えているよ」

現在、WRCのトップカテゴリーであるWRカーは、ほぼミシュランの独占状態となっている。今後、ピレリがミシュランのライバルとして復帰する可能性はあるのだろうか。

「いや、我々はカスタマーへの供給に集中する。WRC2で使っているタイヤは、実際に購入することができるんだ。例えば国内選手権などでも、WRC2と同じタイヤを使うことができる。これは市販モデル用タイヤの開発にも、大きなフィードバックをもたらす。ラリーにおいては、まだタイヤのマルチメイクが残っているから、製品をより良くする必要もあるだろう。サーキットレースでは大半の選手権がコントロールタイヤだが、特にWRC2ではライバルもいるし、どんどん開発を進めていきたいね」



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