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シトロエン、WRCスウェーデンはサードカーにオストベルグ起用

©Citroen

WRC今季第2戦のラリースウェーデンに、シトロエンは3台体制でエントリー。クリス・ミーク、クレイグ・ブリーンに加え、3台目のC3 WRCのドライバーに、マッズ・オストベルグを迎える。

北欧勢が圧倒的に有利とされてきたラリースウェーデンだが、2004年にシトロエンのセバスチャン・ローブが、その歴史を塗り替えた。それでも、北欧ドライバーは伝統的にアドバンテージを握っており、今季はノルウェー出身でシトロエンのワークス経験もあるオストベルグをラインナップに加えた。

名物ポイントのコリンズ・クレストでは、恐れ知らずの豪快なジャンプに挑むことでも知られるオストベルグ。これまでにスウェーデンには11回参戦しているが、2011年に2位でフィニッシュすると、その後ポディウムに4回上がっている。
「ラリースウェーデンは、自分にとって特別なイベント。ここではいつも速いので、このチームにまた復帰できる今回の機会を、とてもうれしく思う」と喜びを見せるオストベルグ。
「参戦に備えて、このコンディションでは実戦モードに入っている。ノルウェーでウインターラリーに2回参戦して、2回目は優勝した。今年は雪壁が高いので、道はもっと狭くなってテクニカルになると思う。僕たち北欧勢は持ち前の経験を活かすことができるんじゃないかな!」

一方のミークは、3度目のスウェーデンとなった2016年にトップ争いにも食い込んでいる。
「今年は完璧なウィンターコンディションとなりそうなので、他のWRCドライバーたちと同様、スタートが待ち切れないよ」とスノーラリーでの戦いを心待ちにするミーク。
「ここ数年は雪の量が多くなく、慎重になったり、わずかな衝撃でも雪壁にスタックするリスクがあったりした。雪壁は今回、大きくなりそうなので、雪壁を使ってよりアグレッシブな走りができる。慣れるまでに少し時間がかかるかもしれないけどね。どんなイベントでも、チャレンジはいつもエキサイティング。モンテカルロのように、賢明なアプローチで挑んでいくよ」

ブリーンはこれまでに5回、スウェーデン参戦の経験を持っており、ベストリザルトは昨年の5位。
「去年の始まりから終わりまでの間に、C3 WRCはグラベルで格段に成長したので、雪やアイスでも同じだといいね」とブリーン。
「特に、スウェーデンは大好きなラリーのひとつだし、とても自信が持てる一戦でもある。実際、初めてのWRC参戦は2014年のスウェーデンだったし、2016年にシトロエン・レーシングから初めて出たラリーもスウェーデンだった。モンテで苦戦したので、今回はいいポイントを獲得したい。今年は道のコンディションも完璧のようで、雪壁がしっかりあるようなので、マイナーミスも取り戻しやすい」



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