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WRCスウェーデン:勝田貴元がティデマンドを抑えWRC2初優勝

©Naoki Kobayashi

WRCスウェーデン、WRC2部門は、TOYOTA GAZOO Racing ラリーチャレンジプログラムの育成ドライバー、勝田貴元が、並みいる選手権ライバルを抑え切ってリードを守ってのトップフィニッシュ。選手権初優勝を飾った。

トミ・マキネン・レーシングのプリペアによるフォード・フィエスタR5で参戦した勝田は、部門2番手で2017年のWRC2チャンピオン、ポンタス・ティデマンド(シュコダ・ファビアR5)に12.2秒差でこの最終日を迎えた。この日は、合計で51kmほどの3SS。タイトル防衛のためには最高の滑り出しを決めたいと母国のステージで猛プッシュをかけてきたティデマンドだったが、勝田がハーフスピンを喫しているにもかかわらず、最初の2SSで1.1秒ギャップを取り戻したに過ぎなかった。
「必死でプッシュしたが、それでもここまでしか詰められなかった。最終ステージも同じような感じになるだろう」とティデマンドは白旗宣言。

Naoki Kobayashi

勝田は、最終9.56kmのショートステージを堅実に走り切り、最終的にティデマンドと4.5秒で自身初となるWRC2優勝を飾った。「最後の最後まで厳しいコンディションの中で攻めに攻めた」という勝田。
「‪皆さんの応援のお陰で最後まで気持ちを強く持てました!‬ ‪皆さん本当に応援ありがとうございました!」とファンに向けて感謝のメッセージをSNSに投稿した。

Skoda Auto

ティデマンドのチームメイトで、今季はシュコダ・ワークスとして参戦するオーレ・クリスチャン・ベイビーが3位に入り、シュコダ勢が2−3フィニッシュを果たした。

また、WRC2デビューのマティアス・エディエルソンが4位に入る一方、ベテランのヤンネ・トーヒノが5位。ヒュンダイの若手育成プログラムでの初戦を迎えたヤリ・フッツネンが6位となった。

勝田のチームメイト、新井大輝はこの日最初のステージでスピンを2回喫したが、7位でのフィニッシュを果たした。

WRCスウェーデン WRC2部門最終結果
1. 勝田貴元(フォード・フィエスタR5) 3:01:27.5
2. P.ティデマンド(シュコダ・ファビアR5) +4.5
3. O-C.ベイビー(シュコダ・ファビアR5) +30.5
4. M.アディエルソン(シュコダ・ファビアR5) +1:49.3
5. J.トーヒノ(シュコダ・ファビアR5) +2:29.9
6. J.フッツネン(ヒュンダイi20 R5) +5:02.1
7. 新井大輝(フォード・フィエスタR5) +7:40.2
8. M.スタゲモ(シュコダ・ファビアR5) +29:04.7



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