WRCスウェーデンのフィニッシュ後に行われたWRC2部門のイベントカンファレンスの内容(抜粋)。鮮烈なWRC2初優勝をマークした勝田貴元。今季、他に強さを見せられるイベントを問われ、修業のベースなっているチーム本拠地を挙げた。
●WRCポストイベントカンファレンス出席者
1位:勝田貴元=TK(トミ・マキネン・レーシング)
1位:マルコ・サルミネン=MS(トミ・マキネン・レーシング)
Q:タカモト、素晴らしいリザルトだ。今の気分は。
TK:楽な週末ではなかった。ポンタスもオーレ・クリスチャンも、すごく速いドライバーだし、このラリーのコンディションでの経験が豊富だ。ビッグプッシュをしなくてはならなかったが、道の真ん中にも留まらなくてはならなかった。すごく難しかったが、信じられない。予想していなかったよ!
Q:今年、他に強く戦えるイベントはどこか。
TK:フィンランド。ユバスキラに住んでいるので、周辺のフィンランドの道でたくさんトレーニングを積んでいるし、フィンランド選手権にも参戦しているので、フィンランドの道の経験を多く積んでいる。自分の一番のターゲットは、今年のラリーフィンランド。
Q:マルコ、地元の強豪を制しての特別な勝利だ。
MS:タカも言ったように、信じられないよ。シュコダのワークス勢に続いての3位は可能かもしれないと考えてはいたが、タカはとてもいい走りをしていた。昨年から大きく成長した。自分たちには、支えてくれるたくさんの人たちがいる。そのみんなが、彼を誇りに思っている。
Q:この12カ月で、何が変化を与えたのか。
MS:トレーニングが一番の鍵だ。
TK:一番大きいのは、英語。3年前は話せなかったけど、今はだいぶ上手になったよ!
Q:マルコ、フィニッシュでの気分はどうだったか。
MS:信じられない気持ち。この先ずっと、忘れないよ。