三橋淳、ダカール市販車部門から無念の離脱 – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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三橋淳、ダカール市販車部門から無念の離脱

 

 ダカールラリー2013は9日、アレキパ~アリカ間で競技を行い、ペルーからチリに入国した。2輪・4輪・トラックを合わせて449台がリマをスタートした今大会だが、この日のSSに臨んだのは390台。すでに60台近くが戦列を去ったことになる。トヨタ・ランドクルーザー200の2台体制で市販車部門の王座奪還を目指すTLCは8日の砂丘ステージ終了後、メカニックがアレキパのビバークで点検したところ三橋淳/アラン・ゲネック組の1号車に市販車部門として交換を禁じられている部品がダメージを受けているのが判明。この部品を交換するため、残念ながら市販車部門を離脱することになった。今後はニコラ・ジボン/三浦昂組の2号車をサポートする役目に徹することになる。
 この日はアレキパのビバークから284㎞の移動区間(リエゾン)でチリ国境近くまで移動したあと172㎞の競技区間(SS)を行う。その後再び53㎞のリエゾンで国境を越え、海岸沿いにあるアリカのビバークに至るというもの。SSは8日までのような砂丘中心ではなく、枯川の底やピストなど堅い路面で構成。狭いところも多く、2輪部門とは全く別のルートが設定された。
 順調にSSを走り出した2号車だったが70㎞地点で電気系トラブルのためエンジンがストップ。クルーが故障診断をしているところに1号車が追いつき、バッテリーを1号車のものと交換するなどのサポートによって再スタートに成功した。2号車はその後も2回エンジンが止まる症状に見舞われたが、そのたびに1号車のクルーが連携して対応。総合106位・市販車部門14位でSSをゴールし、この日までの累積順位を総合42位、部門3位とした。現在市販車部門首位のX・フォジ組(トヨタ・ランドクルーザープラド)はこのSSを1位で終えており、2号車とフォジの累積順位でのタイム差は1時間22分3秒に広がったが、チームは残り9ステージでの逆転を見据えている。なお、1号車はSSを総合103位で終え、累積順位は50位となった。
 10日はカラマへ向けて455㎞の競技区間を予定。イキケ周辺の砂丘ステージが勝負となりそうだ。

三橋淳 コメント
「市販車部門からの離脱は極めて残念の一言です。しかし、チームとして2号 車を優勝させるという次の目標に向けて気持ちを切り替えて今日のSSに臨みました。今後も彼らをフォローしながら毎日走って行くつもりです」

ニコラ・ジボン コメント
「今日から1号車がいなくなり、集中して走っていたのですが、70㎞地点で突然エンジンが止まってしまいました1号車のサポートを受けてゴール出来たのは良かったですが、もうトラブルはこれで終わりにして、頑張りたいと思います」

(TLCプレスリリース)

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