2018年世界ラリークロス選手権開幕戦は4月14日、スペインのバルセロナでQ1とQ2の走行が行われ、この時点でPSRXフォルクスワーゲン・スウェーデンを率いるペター・ソルベルグ(フォルクスワーゲン・ポロR)がトップに立った。
雨に見舞われたQ1は、2016年王者のマティアス・エクストローム(アウディS1)がトップタイムをマーク。DTMの活動を終えてラリークロス活動に専念することを決断した最初のレースを順調に滑り出した。
Q2が始まった頃には雨も降り止んだが、路面はトリッキーなまま。ここでは、そのエクストロームが7番手タイムに終わった一方で、レース4を制したソルベルグのタイムが最速に。Q1も2番手タイムでまとめていたソルベルグが、この時点で総合トップに立った。
「コンディションは誰にとっても同じだった。ローブからはペターの時のコンディションはこれまでの中で最悪だったと言われたが、僕はそんなことないよ、と言ったんだ」とソルベルグ。
「どん欲になり過ぎず、走り切ること、ミスをしないことの方が重要だった。それがうまくできたので、いい一日だったよ」
ソルベルグは、ポロRはウエットコンディションでのパフォーマンスは向上したが、明日ドライになれば、戦況は混とんとするかもしれないと語っている。
「自分たちのテストはほとんどがウエットだったから、そのコンディションでの改良ができたが、マティアスはとても賢明で準備も万端。明日も全力で攻めなくてはならない」
世界RXバルセロナ 中間リザルト(Q2終了時点)
1. P.ソルベルグ(フォルクスワーゲン・ポロR)
2. M.エクストローム(アウディS1)
3. J.クリストファーソン(フォルクスワーゲン・ポロR)
4. A.バックラッド(アウディS1)
5. K.ハンセン(プジョー208)
6. J.バウマニス(フォード・フィエスタ)
7. T.ハンセン(プジョー208)
8. R.ラールソン(フォード・フィエスタ)
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11. S.ローブ(プジョー208)